お知らせ

卒園生メッセージ 🌸 私の原点 🌸

1977年度卒園 川村 卓 様

 

大麻まんまるこども園創立50周年おめでとうございます。

50歳になった私が当時を振り返るのは容易ではありませんでしたが、ゆっくり思い出してみると様々なことが蘇ります。

私は2年保育で年少の時はさくら組、年長の時はゆり組でした。さくら組の時は担任が川口先生で、年の離れた兄が2人いた私としては「こんなお姉さんがいてくれたらなぁ」と憧れの先生でした。ゆり組の時は中村先生が担任で、高い跳び箱を飛んで見せてくれたことを思い出します。また、中村先生は紙のテープをハサミで切ったのに切れていないという手品をいつも見せてくれました。当時クラスのみんなもその手品を見るのが大好きで、いつも「なんでだろう?」とずっと不思議に思っていました。中村先生は、卒園間近にその種明かしをみんなにしてくれ、私はなぜか、ガッカリしたのを覚えています。ただ、その日は家族に自慢げに種を覚えた手品をやってみせました。

こう書くといいことばかりですが、私はガキ大将気質もあって、よく怒られました。自由時間ではホールで柔らかいボールを手で打つ野球遊びを私がみんなを集めてやっていました。私は野球が大好きになり、それからこの歳になるまでずっと野球をやっています。高校時代には、甲子園にも出場することが出来ました。

現在は、茨城県にある筑波大学というところで大学教員をしながら野球部の監督を務めています。今年は、侍ジャパンの大学全日本代表のコーチをし、日本オリンピック委員会の強化スタッフも務めています。

今思えば、大学教員になったのも、野球を続けられているのも、様々な好奇心を育み、それを尊重する教育を行って頂いた幼稚園時代のお陰であり、私の原点です。

教育の重要性が再認識される昨今でありますが、同じく教育に携わる者として、今後の大麻まんまるこども園の教育活動がますます充実していくことを切に願っております。